日本の夜遊び文化の中でも、独自の地位を確立した男がいる。その名もクンニクマン。
彼は、クンニで生計を立てる唯一の存在として、20年以上にわたりこの道を極めてきた。
彼がプロデュースする「クンニ道場」とは。
これまでの経緯や今後の展開についてインタビューを行った。
クンニクマンとは
プロのクンニスト
ーー本日はお時間をいただきありがとうございます。まずは自己紹介をお願いできますでしょうか。

クンニクマンとは
はじめまして。クンニクマンこと国久満と申します。
日本で唯一クンニで生計を立てる男。クンニのプロと呼ばれています。
過去、出会い喫茶やハプニングバーの店長をしていた頃もありましたが、今はクンニ1本。
クンニ講座や夜の世界のイベント出演、深夜テレビの出演などクンニにまつわるお仕事でご飯を食べています。
クンニ講座は2006年3月から開始し、今年で20年目を迎える老舗の教室。
クンニを職業としていると説明すると「お遊びの延長」と捉える方がいますが、至って真剣に教えています。医学的・解剖学的、心理学・社会学的な見地から女性と男性の相違点を考え、性に大きく影響を与える本能や習性を加味したクンニをお伝えしているのです。
クンニ指導2900人以上(延べ回数4,500人超)の経験をもとに実技指導をしていますので、ご興味ある方はお問い合わせ頂ければ幸いです。
【参考】クンニクマンのブログ→クンニレポート : クンニ道場
何故クンニのスペシャリストになろうと?
ーー受講者の数に驚きました。そもそもクンニクマンさんは元々クンニが上手かったのでしょうか、講義を開始したきっかけも含め教えていただけますでしょうか。
教えるきっかけは約20年前。知り合いの風俗嬢との雑談の中で「男性のクンニが下手すぎる」と相談を受けたのがきっかけでした。
風俗嬢は職業柄、お客さんがどのようなプレイをしても感じるフリをする事ができますし、それがある意味仕事の一部なので基本的にはお客さんのプレイ対して文句は無いと思います。ただAVで見るような卑猥で誇大な音を立て乱暴にクンニをされるのは如何なものかと感じていたようなのです。
それまで一般女性との性交渉や風俗遊び、ハプニングバーなども遊び倒していたので自分のテクニックには自信がありました。また女性器を舐める行為自体が元々好きだったのでクンニに比重を置いた性交渉をしていましたね。知り合いの風俗関係のキャストさんも多く、彼女たちからもクンニが上手いと常に言われていましたよ。
風俗で働いているプロの方々から「一般男性に教えてあげて!」「実技の講義をする時は協力するよ!」といった後押しがあり面白そうだからやってみようかと思ったのです。また、当時は逆ナンパ部屋(出会い系喫茶)の経営をしたので、お店の認知向上も含めてやってみようという思いも強かったです。
当時お手本になるのようなプロはいなかったので、開始直後は何をどう教えれば良いのか分かりませんでした。完全なる手探り状態。本当に自分は上手いのか?といった部分から考え直しました。
周りの女子から上手いと言われていたとしても「教える」となると別次元です。
受講者に舐め方だけを教えても中々すぐには習得できず、難しい・ピンとこないといったコメントを頂く事もありました。教えるにあたっては、クンニ以外の愛撫や手マンや雰囲気作りなど性行為全般を一から学び直すという状況でしたね。
教えていく中で、やはり得意なクンニについては受講者さんからのウケが良くなり、女性をイカす事ができたなど喜びの声をいただくようになりました。性行為全体の流れを踏襲しつつ、クンニを重点的に行う事で女性を幸せにできると確信が持てるようになってきました。
徐々に確立されていったクンニ道
大手雑誌からの取材
ーー風俗嬢の皆さんの後押し、経営しているお店の告知でスタートされたのですね。開始直後はどのように集客していたのでしょうか?
当時はXなどのSNSが世の中に定着していなかったので、Mixiでクンニコミュニティを作りオフ会という形でクンニを教えていました。また、そのコミュニティや風俗嬢からの紹介(口コミ)も多かったですね。
講習を開始してから3~5年目。2008年~2010年頃に多くの雑誌社から取材を受ける事になります。
漫画実話ナックルズ、週刊ポスト、アサヒ芸能、週刊プレイボーイや週刊SPA!などなど、大手の週刊誌から取材を受けました。この期間以外にも取材はちょくちょくありましたが、この頃が一番多かったですね。
各雑誌では特集記事という扱いで、よく見られる見開きページに記載いただいたのを記憶しています。これらの記事で「クンニクマン」と表現していただき、自他共に認めるクンニクマンが確立された事になります。

92隊の結成
ーー日本を代表する各週刊誌への掲載。どのような影響がありましたか?
大手媒体で取り上げていただけると様々な方からイベントの引き合いをいただけるようになりました。全国各地からクンニ講義を開催して欲しいとの話しがあり、92隊(クンニ隊)を結成し、クンニワゴン※に乗って名古屋や大阪でクンニ道場を開催したこともありました。
※クンニワゴンは当時あいのりという素人の恋愛番組が流行っておりその番組内で使用されていたラブワゴンをもじって名付けたもの。女性の快楽を追求する者が移動するクンニワゴンですw
テレビ関係のお仕事
雑誌の掲載後、テレビ局からもオファーがあり出演しています。
いずれも深夜帯の番組となりますが、地上波でもお世話になった事があります。
クンニ講座のように技術を教えるわけではありませんが、クンニのスペシャリストとして、○分以内に女性をイカせられるかとか潮を吹かせる事ができるのかなど、エロバラエティの番組です。
お名前は出せませんが番組で一緒になった芸能関係の人脈は未だに継続しており、プライベートの飲み会やちょっとしたイベントに呼んでもらえる事もあります。
この頃が一番のピークでかなり稼がせていただきましたね。
お金の面でも周りのコミュニティについてもまさに順風満帆と言えるような状態でした。
コロナ渦で一転、窮地に
ーー現在に至るまでずっと順風満帆な活動だったのでしょうか?
人が集まれない状況は厳しい
いえ、全てが上手く回っていた頃世間がコロナ渦に巻き込まれました。
発生直後は、オフ会や講義も継続していたのですが、緊急事態宣言発令後はパッタリとゼロになりました。
また、不運な事に都の助成金を受けられるような業態と見なされず収入はゼロになりました。
コロナが終われば以前と同じ活動ができる、メンバーが集まると考えていましたが甘かったですね。こういった業界は水物。景気や社会情勢の影響を受けやすいだけでなく、流行り廃りも早いです。少し露出が無かっただけで忘れられてしまいますし、X(Twitter)では似たような事をやるアカウントも増えてきて競争の激しさも感じます。
また、昨今ではオフ会のような複数人が集まって性的なイベントを行う事への規制が強まっており、昔みたいに簡単に開催する事ができません。
Webクンニ講座へシフト
よってこれらの厳しい状況を打破する為にWebクンニ講座を強化しました。
全国の(遠方の)クンニ技術向上希望者向けに、元々あった講義をZOOMやLINEでも講習を行うようにしたのです。リアルでの指導に比べると表現など伝える事が難しい部分もありますが、いつでも見やすい時に何度でも見返す事がでいるので受講者さんから好評をいただいています。
結果として全国のクンニ技術向上希望者とのコミュニティが形成され、受講者数もぐっと増えたので正解でしたね。
現在の活動について
ーー苦境を乗り越え現在に至っているとの事、安心しました。今はどのような活動に注力されているのでしょうか。
リアルクンニ道場を強化
コロナが明けリアルクンニ道場も引き続き力を入れています。
私が提供する道場は、モデルさんとクンニクマンの男女両方からのフィードバックを貰えるのが特徴。受講者はモデルの反応と客観的に見ている人間の評価をもらう事ができます。ネタバレになるので詳しくお話しできないのですが、以下の内容を教えています。
・女性の身体、心理、SEX
・クンニの理論、テクニック、実践
・クンニでの逝かせ方
・様々な男女差について〜SEX、身体、心、本能、習性、頭の中
上記道場を含め展開している講座は以下です。
《Webクンニ道場》
忙しい方や遠方に在住のためクンニ道場や講座を受講できない方のためのクンニ道場。zoomまたはLINEを使用してのWeb講習です。
クンニ・SEX・出会い・風俗・恋愛など、ご希望の内容で申込可能です。
【時間】30分3000円・60分5000円
【内容】以下からお選びください
①基本のクンニ
②クンニでの失敗は本能と習性にある
③反応の読み取り方
④クンニでの逝かせ方
⑤女性を満足させるには
⑥SEXにおける男女差
⑦女性のクンニへの不満
⑧貴方のクンニは間違っている
⑨女性の心と身体
⑩クンニフレンドの作り方
⑪クンニに関する悩みや相談
⑫SEXに関する悩みや相談
⑬風俗遊びに関する悩みや相談
《クンニ講座(リアル)》
実技講習に抵抗のある方向けの座学のみの対面式クンニ道場になります。
【時間】60分9200円・90分15000円
【内容】以下からお選びください
①基本のクンニ
②実践のクンニ
③クンニでの逝かせ方
④パートナーの見つけ方
⑤クンニが上手くなる練習法
《クンニ道場(リアル)》
モデルさんと生徒さん、クンニクマンのレッスン。
実技は各受講生の技術レベルに合わせて指導します。
成績表をお渡しして、改善点と練習法を伝えています。
【クンニ道場】講義&実技120分30,000円
【VIP道場】講義&実技180分50,000円
クンニ道場での実技指導は、初級、中級、上級にレベルを分けて指導しています。
毎回、道場での実技講習の最初に判定テストを実施して、
各クラスとも70点を取ると1つ上の級に上がれます。
各クラスの技術レベル目標は。下記の通りです。
初級・・・女性の反応を読み取り、感じるポイントを探し出す(観察力)
中級・・・女性に合わせて舐めるスピード・圧・密着をコントロールする(調整力)
上級・・・あらゆる女性のタイプに対応出来る(対応力)
採点基準は上記のレベルごと10項目のチェックポイントもあわせて採点します。
その他、改善点、練習法、モデルさんからのコメントを生徒さんには伝えています。

Webクンニ道場、クンニ講座(実技無し)、クンニ道場、いずれも以下から申し込みが可能です。少しでも興味がありましたら受講をオススメします(^_^)
お申し込みはこちらまで → cunnidoujyou@gmail.com
後継者を求めている
講義全般コンスタントに新規お申し込み+継続的に受講していただいているので、とても満足しています。
一方でこの体系化されたクンニ技術を「次の世代に継承していかなくてはならない」という強い念に駆られています。
受講者さんの中にもクンニについての情熱があり、既に師範級の技の持ち主もいます。そういった方にクンニ道を継承したいという思いがあるものの、教える難しさや辛さを味わってきた身としては安易にお願いできるものでは無いと考えています。
ですが、いずれは老衰・体力の関係で、ベストクンニができなくなる日が来るでしょう。その時の為にクンニクマン2世を探さなくてはなりません。
「クンニはプロアスリートのようなもの。モチベーション管理、食事管理、筋トレ、体幹トレーニングが不可欠だ」 これは私の哲学的な考えですが、これぐらいの意思がないとクンニだけで生計を立てる事は難しいです。この言葉の通り指導はスパルタで最低5年は学ばなければ習得できないと考えており、生半可な技術ではなく徹底的に鍛え上げます。
我こそはという方、以下までご連絡ください!
【Gmail】
cunnidoujyou@gmail.com
【X(Twitter)★DMにて】
@kunnikumann
今後の展開/クンニクマンの夢
クンニ人生を振り返る
ーー間もなく20年を迎えこれまでを振り返られてみていかがでしょうか。
一番楽しさがあったのは始めた時ですね。
スキーのインストラクターから転身し自分の動き・発信によってどんどん仲間が集まってくるという感覚。クンニという卑猥なワードであるにも関わらず、皆興味を持って楽しく活動できていた頃が一番の思い出です。
雑誌の取材などのメディア出演でどんどんメンバーが膨れ上がり、それなりの知名度が出てきてからは逆にクンニ道を極める厳しさと継続する事の辛さとの葛藤がありました。
クンニクマンって名乗っているんだからクンニが上手くて当然でしょ。といったプレッシャーに押しつぶされそうな事が多々ありました。
それでも続けられてきたのはやはり女性器を舐めるのが大好きだからですかね。
女性に喜んでもらえる事が本当に励みになって辛いことを上回ってくれました。
言い続ける事
ーー今後の展開と目標や夢について教えてください。
これまで自分の好きなことで生活ができてきた事に誇りを持っています。
これを可能な限り続けていく事が目標ですね。
92歳までクンニをし続けたい。死ぬ直前までクンニができていたら最高です。
少し話しがそれますが
2度目の結婚式はクンニ結婚式をしたんです。
誓いのキスが誓いのクンニ
ケーキ入刀がクンニ入刀
などクンニの要素をふんだんに取り入れたものにしたのです。
何を言いたいかと言うと自分のやりたい事や目標を言葉にしてずっと言い続けていると実現するという事。
クンニ結婚式も居酒屋でのギャグトークから始まったのです。でも言い続けていたら強力してくれる式場関係の方やイベントスタッフと巡り会う事ができ実現できました。
なので生涯現役という夢ももしかしたら叶うかもしれません。
死ぬ直前、ベッドの上で仰向けで寝ている私の顔の上に女性が跨がり、最後の気力を振り絞ってラストクンニを行う。クンニが終わったタイミングで「ピーー」と心肺停止となり死亡するといったような非現実的な事も可能になるかもしれませんね。

クンニクマン2世
前述の通り、ここではお伝えできないぐらいのクンニテクニックを保有しています。ただ単に舐めるだけでは無いのです。女性の特性を瞬時に導き出しそれに合わせたベストクンニを繰り出します。
その技はロジカルに体系的にまとめられていますので、必ず次の世代に伝承したいと思っています。正直クンニクマンという名前は引き継がなくても2世と言っていただいてもどちらでも良いです。
ただ、クンニ技術向上や女性を喜ばせるという考え方は今の世の中にもマッチしていると思っていますので、どうにかして後継者を見つけたいと思っています。
現時点でもクンニクマンは日々勉強中の姿勢です。受講生へのモデルさんの何気ない一言から、新しい発見があり新しい指導法に繋がる事も多いです。昨年は貴重な発見が多く指導法が発展した年でもありました!
過去、自分はスキーのインストラクターをしている時がありましたが、元々人に何かを教える事が好きだったのです。現在全く異なる職業の方(エロ業界に関係無い方)でも教える事が好きなのであれば十分に開花する可能性があります。
また、クンニ技術を向上させたい方、性交渉でお悩みの方、女性用風俗など仕事での技術を向上させたい方におきましても、必ずお役に立ちますので、クンニ道場へのご参加を検討くださいね!
お手頃エンタメさん本日はありがとうございました。
編集後記
クンニクマンの経歴は一風変わっている。
20代の頃はスキーインストラクターとして活動し人に教える楽しさを知った。
やがて「逆ナンパ部屋」という店を経営し、ここで自店を有名にするためにクンニ講座を開始。mixiを中心に募集をかけ当時としては斬新な試みを行っていた。
そんな彼の人生には、5~6,000万円もの大金を風俗や女遊びに費やしてきたという逸話がある。だが、単なる遊びでは終わらず、それが今の生業につながっているのだから、まさに一つの哲学を体現していると言える。
また、自分の好きな事を仕事にできる人はかなりの少数派だ。生計を立てられる人はその中でも数少ない。野球、サッカー、バスケ、俳優、芸人、歌手、漫画家。好きが転じて職業にしている人がいるがそれで生涯生活ができる人間は本当に一握り。
それ故に実現できた時には第三者に分からない達成感があるはずだ。
もちろん当人にしか分からない苦悩や葛藤はある。乗り越えて継続できるのだからプロと呼ばれる所以はそういったところにもある。
「自分の好きなことでここまで生きてこられたのは感無量」
そう話していた彼の強い眼光に惹き付けられる。
夜遊びの世界で長年活躍し続けながら、唯一無二のポジションを確立したクンニクマン。彼の生き様は単なる性的な探求ではなく、独自の哲学と実践の結果として存在する。
クンニ道に人生をかけた彼は、これからもその道を突き進むだろう。92歳まで彼のクンニ道に終わりはない。
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